女性の体のしくみ <女性ホルモン>
女性ホルモンとは
女性ホルモンとは
女性ホルモンの作用
女性ホルモンのバランスが崩れると
大豆を食べると女性らしく綺麗になる!?
女性ホルモンとは
女性ホルモンとは
女性ホルモンには、
卵胞ホルモン(エストロゲン)と
黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があり、左右の卵巣から分泌されます。
女性の体内で分泌される一生分の女性ホルモンの量は、わずかスプーン1杯程度です。
女性は思春期に入ると、脳の視床下部からあるホルモンが分泌され、その刺激で脳下垂体からゴナドトロピン(FSH,LH)が分泌され、左右の卵巣を刺激し、卵を発育・排卵させ、また卵巣から前述した2種類の女性ホルモンが分泌されます。
女性ホルモンの作用
このホルモンは、女性らしい体をつくりあげます。
胸に作用して女性特有の乳房を作り、皮膚に作用してすべすべした肌を作り、子宮に作用して毎月月経を起こします。そして、排卵前に精子が入りやすいように手助けをします。
また、骨に作用して強い骨を維持します。
作用の中でも特に重要なのは中枢神経系(脳)、心血管系への作用で、痴呆の防止や正常な血管状態を維持し、心臓の機能を正常に維持しています。
女性の心筋梗塞の発症率は、男性と比べて6分の1以下に抑えられているというデータがあります。それぐらい女性ホルモンは血管をきれいにしているのです。
簡単に言うと、女性ホルモンは、身も心も綺麗にするという働きを持っていると言えるのではないでしょうか。
卵胞ホルモンとは (エストロゲンとは)
豊かな乳房、綺麗なしっとりとした髪、きめ細かい肌、くびれたウェストなど、女性らしい体を作るホルモンです。
膣をうるおわせ、セックスをスムーズにし、膣炎 を防ぐ作用があります。
月経や排卵などを起こすのもこのホルモンです。
また、コレステロールを抑えたり、骨密度を保ったりと、健康のためにも重要なホルモンです。
ただし、過剰な分泌は身体によくありません。
黄体ホルモンとは (プロゲステロンとは)
妊娠のための準備をするホルモンです。
子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に保ったり、乳腺を発達させるなどの作用があります。
排卵日後から生理前のむくみやイライラなども、このプロゲステロンが影響しているといわれています。
排卵が終わりエストロゲンの分泌が減少した後に分泌されます。
自律神経失調症
女性のからだに大きな影響をもたらす
女性ホルモンのバランスがくずれると、自律神経失調症にかかりやすくなります。
なぜかというと、女性ホルモンと自律神経 が、どちらも同じ大脳の視床下部でコントロールされているからです。
つまり、女性ホルモンのバランスがくずれれば、その影響を受けて自律神経にも乱れが生じてくるのです。
自律神経失調症に多い症状は、
冷え性・心臓バクバク・喉のつまり感・軽度の嚥下困難・喉の違和感・生理不順・生理痛・不妊症・手足のシビレ・体全体のシビレ・不安感・恐怖感・集中できない・忘れっぽい・イライラしやすい・物忘れ・不眠症・食欲不振・めまい・耳鳴りなどなど・・・・。
症状は人によって様々で、いくつか重なって症状があらわれたり症状が出たり消えたりする場合もあるようです。
また、遺伝体質、性格、ストレスの感受性により症状の出方も様々で、治療は心身両面から柔軟に行うことが必要です。
月経前緊張症(月経前症候群)
月経の前、なんとなく無気力になったり、憂うつになって落ち込んだり、そうかと思えば、イライラして落ち着かなくなったり・・・・・・。
女性なら必ずといっていいほど、経験していることでしょう。このような症状の時は、月経前緊張症である場合があります。
なぜこのような症状が起きるかというと、月経の時には通常とは異なる女性ホルモンの分泌が起こるからです。
女性ホルモンと自律神経などちらも同じ大脳の視床下部で調節が行なわれているので、女性ホルモンの分泌の変化が、自律神経に影響を与え、憂うつになったり、イライラしたりといった精神症状を引き起こすのです。
これらの症状は、月経が終われば改善され、次の月経周期がくると再び現れます。
ストレスに弱い体質や性格の女性ほど精神症状も強く出るようです。
冷え対策をすれば予防が出来ると言われています。
更年期障害
閉経後、更年期になると、卵巣が老化しはじめますので、
女性ホルモンが減っていきます。
女性ホルモンが減少して一番の大きな変化は、血管が縮んでしまうということです。女性ホルモンは血管をしなやかにしてくれますが、その女性ホルモンがなくなると血管が硬くなってしまいます。
血管の中を空すると血液の流れは悪くなるので、なんとか血液を流そうと血管を広げようとします。その現象の一つに「のぼせ」があります。
エストロゲンは破骨細胞を抑え、骨芽細胞を促進する働きがありますので、閉経後はこのエストロゲンの減少により骨形成が抑制され、骨が弱くもろくなります(骨粗鬆症)。
更年期障害があらわれ、なおかつ骨の減り方がひどい場合は、
女性ホルモンを足す(ホルモン補充療法)という治療も選択できます。
詳しくは、
女性の病気 更年期障害をご覧下さい。
話題のイソフラボン
最近、植物ホルモンとして話題になっているイソフラボンは、
エストロゲン様作用を有する天然の栄養素で、安全な女性ホルモン代替素材として 注目されています。
イソフラボンとは、大豆に含まれているのが有名ですが、マメ科 (大豆、クズ、葛根、ガウクルアなど)の植物にも含まれる成分です。
腸内細菌の働きが伴うと、
エストロゲンと似た作用を持つ物質が生成されます。
イソフラボンは、エストロゲンの分泌が多いときには抑制し、少ないときには亢進させるという作用を持っています。閉経前には高すぎる女性ホルモンのはたらきを抑さえ、閉経期以降は欠乏したエストロゲンを補うようにはたらきます。
女性の体のしくみ・病気・性感染症 もくじ
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