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女性の体のしくみ <妊娠・避妊>

妊娠・避妊

妊娠について

避妊について








妊娠

妊娠とは

月経が起こるメカニズム
@ 脳下垂体から放出される卵巣刺激ホルモンが卵巣に作用して、卵巣内の卵胞を発育させる。
A 卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなる。
B 脳下垂体から、黄体化ホルモンが急激に分泌され、卵巣から卵胞が排卵される。
C 排卵後の卵胞は黄体という。
D 排卵後、黄体ホルモンも分泌され、厚くなった子宮内膜を受精卵が着床(妊娠)しやすいように変える。
E 黄体が卵管膨大部で精子と受精し、子宮内膜に着床すると妊娠が成立する。

受精から着床まで約6〜10日かかります。生理が2週間以上遅れたら、妊娠の可能性があります。



妊娠検査薬について

妊娠の初期に尿中に「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン」が分泌されます。hCGは妊娠を維持しようとするホルモンで、赤ちゃんが着床すると尿中に出てきます。このhCGを鋭敏に捉え、数分間で妊娠しているかどうかを検査する薬を「妊娠検査薬」といいます。

妊娠判定薬は薬局で売られています。
妊娠検査薬は精度が高く、排卵から14日ほど(生理予定日あたり)で検査可能になります。
最近の検査薬は安くなり、1回分500〜1000円位で購入する事ができます。
精度が高く便利な検査薬ですが、妊娠の確定診断には使えませんので、なるべく早く産婦人科に行きましょう。



妊娠検査薬の精度

妊娠検査薬は、検出できる「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)」の数値が低い程、早い時期から妊娠が判別できます。
生理予定日から使用可能の妊娠検査薬は、25IU/Lです。
生理予定日一週間後から使用できるのは、50IU/Lです。

日本の薬局で購入できる妊娠検査薬は、ほぼ99% の精度があります。

避妊

避妊とは

避妊とは、避妊具や手術、避妊薬などを用いて、受精もしくは受精卵の着床を妨げて妊娠を避けることをいいます。



一般的な避妊方法


<コンドーム> <オギノ式・基礎体温表>  <経口避妊薬(ピル)>
<殺精子剤> <パイプカット> <卵管結紮>




<コンドーム>
コンドームを用いた避妊は、比較的安全で、それでいて便利で早い方法です。コンドームは副作用が少なく、正しく使えば避妊ができるばかりでなく、性交による女性の子宮頸癌も防止してもくれ、エイズなどの性行為感染症の予防もしてくれます。

コンドームは繰り返して使用できません。自分とパートナーの安全と健康のためにも、繰り返し使うなどということがないようにして下さい。
コンドームは、途中でとれたり、破れたり、きちんと使用しなかったりすると、その事が原因で避妊に失敗することがあります。慎重に使用する必要があります。

他の避妊方法と併用することで、避妊効果が高くなり、また性感染症の予防もできるため、かなり有効な手段です。



<オギノ式・基礎体温表>
基礎体温を測って記録したり、専用のカレンダーを使うなどして、妊娠しやすい期間(排卵期)を算出する方法です。
オギノ式は、全ての避妊方法の中で最も簡単な方法ですが、逆に最も危険な方法でもあり、避妊効果はその他の避妊方法ほど効果的ではありません。
一般的に他の避妊方法と併用されます。



<経口避妊薬(ピル)>
経口避妊薬(ピル)は、全ての避妊方式の中で成功率がもっとも高く、失敗率はわずか1%です。その失敗例は、服用を忘れたり、服用法を間違えたり、薬自体の副作用などが原因です。
現在では世界中の女性がこの方法で避妊をしています。

経口避妊薬(ピル)の主要成分は、女性ホルモンと黄体ホルモンです。
この女性ホルモンを内服することで、脳に現在妊娠中であると錯覚を起こさせ、卵巣に成熟した卵子を作らせないようにすることによって、排卵作用を抑制させ、避妊効果を起こしています。

現在の経口避妊薬の種類は、大きく分けて単相型と多相混合型の2種類があります。 病院で処方される薬ですので、処方の際にお医者さんとよく相談して、自分に合うピルを処方してもらいましょう。
(1ヶ月のピル代は3000円程度です)

※ ピルは、毎日内服することが重要で、2日以上服用を忘れた時は妊娠のする確率が高くなります。



<ペッサリー>
ペッサリーは、プラスチック製の薄い膜状の物で、子宮頸口の上方にフタをし、子宮内への精子の進入を防ぐというものです。
医者に子宮口の大きさを測ってもらい、そして自分に合ったペッサリーを選んで使用することになりますが、この種の装置はとても不便です。また、ペッサリーは失敗率がかなり高いので、使用している女性は少ないようです。



<子宮内避妊用具>
IUDといわれます。この避妊具は、女性の子宮内にとりつけられます。自分で避妊具をとりつけるのことはできず、産婦人科の医師の検査を受けたのちに、子宮の適当な位置にとりつけてもらいます。
これは、生理の原則を用いた避妊方法です。
避妊具の形状は数多く、材質はほとんどが柔らかいプラスチックや、銅のリングのものとなっています。

新しい避妊具を1つとりつければ5年は使用可能です。その後は定期的に検査を受ければよく、かなり経済的な避妊方法です。そのため避妊具は性関係が単純な人や既婚者が使用するのが適当であり、きちんと使用すれば避妊成功率は99.4%にものぼります。



<殺精子剤>
殺精子剤とは、女性の膣内に挿入し、精子を殺してしまうものです。
殺精子剤には、錠剤・ゼリー・フィルムタイプがあります。ペニス挿入の少し前に精子剤を膣の中に入れておいて、射精時に膣内に入ってきた精子を殺す避妊方法です。

便利で早いことが長所ですが、その失敗率は相当高くなっています。
その原因としては、性行為の時間が長くなると殺精子剤の効果が消えてしまうこと、薬が正しい位置に挿入されなかったりすることが挙げられます。
殺精子剤を単独で使うと避妊効果が低いので、コンドームと併用すると避妊効果が更に高くなります。
挿入中にコンドームがやぶれてしまったとしても、殺精子剤をつかってた事によって避妊できます。
併用をお勧め致します。



<パイプカット>
パイプカットは男性側の永久避妊手術のことで、医学用語で「精管結紮術」といいます。
精子の通り道である精管を切断し、断端を糸で結紮する方法で、通常、局所麻酔下に30分程度で行える外来手術です。
手術の直後は、精子が精のう腺という所に残っているため、10回ぐらいは避妊が必要です。



<卵管結紮>
卵管結紮とは、卵管を縛って卵子が子宮へ通過することを止める不妊手術です。
産後1〜3日目に行います。
お臍の少〜し下の部分を2〜3cm切り、卵管を結紮します。産後早めに行えば子宮がまだ完全に戻っていないので、卵管を容易に取り出せ、手術時間も短時間で終わります。お腹の傷もほとんど目立たなく安全に行えます。

欠点は一度縛ってしまったら、二度と元には戻らないということです。
稀に手術を行ってから、子供が急に欲しくなって元に戻して欲しいという方が病院を訪れるそうですが、そんな時は卵管形成術といって顕微鏡下で行う手術を行います。
しかし成功例は少ないそうですので、卵管結紮を行う時は、慎重に考えなければいけません。



避妊方法別 妊娠する確立

<妊娠する確率 パールインデックス(PI)>

避妊法を考える時に指標となる「パールインデックス(PI)」についてご紹介致します。
避妊法を選択する時の参考にして下さい。

パールインデックスとは、ある避妊法を一年間用いた場合に、避妊に失敗する(妊娠する)確率を示すものです。例えば、ある避妊法のパールインデックスが5の場合、その避妊法のみを1年間使った女性のうち、5%の人が妊娠するということです。

全く避妊をしなかった場合・・・・・・・ 85%程度
コンドーム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-14%程度 (感染症防止効果有り)
ピル(経口避妊薬)・・・・・・・・・・・・・・ 0.1-5%程度
ペッサリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-20%程度
子宮内避妊用具・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.6-0.8%程度
殺精子剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 26 % 程度
オギノ式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9%程度
基礎体温法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3%程度
パイプカット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.10-0.15%程度
卵管結紮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.5%程度
膣外射精・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-19%程度












女性の体のしくみ・病気・性感染症 もくじ

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